ddclinetシェルを利用してDDNS(dynu.com)にIPアドレスを登録する

Linux

Rock Linuxにddclientパッケージをインストールして、DDNS(dynu.com)にバッファロー Wi-Fi ルータの外部IPアドレスを登録する。
前提として、以下の設定が完了していること。
 1.dynu.comにユーザ登録して、 ルータの外部IPアドレスが登録できる環境であること。
 2.ルータのログ情報がrsyslogサーバに転送されて、ログ内容が参照可能なこと。
 3.ルータのログ情報が日単位で、ログローテートされていること。

ddclientパッケージをインストールする。

Wi-Fi ルータの外部IPアドレス取得シェルを作成する。

ルータのログからルータの外部IPアドレスが更新された情報を取得するシェルである。
本シェルをddclientシェル内で実行してDDNSに外部IPアドレスを登録させる。
前提:
1./var/log/router/messages.logが最新のルータログ
2.ログローテートされた前日のルータログのパスは以下である。
  /var/log/router/messages.log-YYYYMMDD
3.ログローテートされた2日前以上のルータログのパスは以下である。
  /var/log/router/messages.log-YYYYMMDD.gz

 ① Wi-Fi ルータが外部 IP アドレスを取得した時に表示されるメッセージの一部。
 ② Wi-Fi ルータの最新ログのパス。
 ③ ログローテートした前日のルータログを取得する。
 ④ 前日のログと最新のログから外部IPアドレスが更新された最新のメッセージを
  取得して、更新されたIPアドレス($11)を取得する。
 ⑤ 取得したIPアドレスをファイルに書き込む。
  ルータの外部IPアドレスが更新されない時は、ファイルを更新しない。

Wi-Fi ルータを再起動する。

シェルの動作確認のためWi-Fi ルータを再起動する。
Wi-Fi ルータにログインして、外部IPアドレスを確認する。

シェルの動作を確認する。

ddclientを設定する。

 ① SSL接続を無効化する。
 ②プロトコルとしてdyndns2を有効化する。
 ③作成したシェルの出力するIPアドレスを利用する。
 ④⑤DDNSにログインするためのユーザIDとパスワードを記述する。
 ⑥IPアドレスを設定するDDNSに登録しているドメインを記述する。
  複数のWEBサイトが有るのなら複数記述することも可能である。

ddclientをデバックモードで実行する。

ddclientコマンドを再起動時に自動起動させる。

システム起動時に実行される「/etc/rc.local」ファイルに登録することにより、自動起動される。
daemonモード(常駐モード)で起動し、300秒(5分)ごとに実行させる。

daemonモードで起動する。

現在ddclientが起動していないので、ddclientをdaemonモードで実行する。